定食・おにぎり 蜂屋|札幌中央区すすきの

北国一の歓楽街〝すすきの〟は、お寿司・海鮮・ジンギスカンなど、北海道中のグルメが集結するエリア。基本どのお店も充実しているのですが、唯一不足しているのが「定食屋さん」。居酒屋・おばんざいなどは数多くあれど、どこもお酒がメインのお店ばかり。ご飯にお味噌汁・焼き魚といった家庭の味をリーズナブルに楽しむには、比較的縁がないエリアだと言えるでしょう。
今回ご紹介するのは、そんなすすきので〝定食・おにぎり〟が食べられる貴重な一店「蜂屋」さん。どれもホッコリとする味わいで、お惣菜はテイクアウトも可能。深夜3時(土曜は4時)まで営業しているので、〆にもピッタリ。時が止まったかの様な〝昭和〟の雰囲気の中で、店主さん夫妻が生み出す温かい雰囲気にぜひ癒されてみてください。
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お店があるのは、札幌中央区の「すすきのエリア」。場所はNIKKAの看板でおなじみ〝すすきの交差点〟の南側で、回転寿司〝あじこう〟のある〝No.1グリーンビル〟の1階です。中に入ったら花屋さんの奥に向かって真っすぐ進み、エレベータの先にある昭和感満載なのれんを目がけて向かいましょう。
最寄り駅は地下鉄南北線「すすきの駅」で、徒歩約1分ほどかかります。なお駐車場はありません。
店舗情報
店名:蜂屋
住所:北海道札幌市中央区南4条西3丁目 第1グリーンビル 1F
電話番号:011-518-2074
営業時間:火~金|17:00~翌3:00、土|17:00~翌4:00
定休日:日曜・月曜
駐車場:なし
キャッシュレス決済:-
公式HP/SNS:-
外部サイト:ホットペッパー
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「人気・おすすめメニュー」

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蜂屋で食べられる定食は、おかずを自由に組み合わせることができる「お好み定食」ただひとつ。焼魚・煮魚・炒め物(豚生姜焼き)などの中から一品を、約25種類のお惣菜の中からもう一品を選び、ごはん・お味噌汁と一緒にいただきます。
炒め物の〝豚生姜焼き〟には、大きなロース肉が2枚。生姜の効いたタレが絡み、これがとってもよい塩梅。ごはんがメチャクチャ進みます。ふと〝このごはん、やけにおいしいな〟と思い話をうかがうと、どうやら「新潟県産コシヒカリ」を使っているのだそう。どおりでおいしい訳です!

厨房が狭いためか、一部のお惣菜などは出来上がっているものを温めなおしての提供。それを差し引いても、優しさあふれるこの味わいが深夜のすすきので食べられるなんて、嬉しいとしか言いようがありません!


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おにぎりの一番人気は、数量限定の「煮たまご」。しょうゆ味のごはんで、半熟の煮たまごが包まれています。またあらかじめ握ってあった煮たまごに対し、「たらこバター醤油」は握り立てで提供。アツアツのおにぎりはまた格別でした。
一緒にいただいたおかずの中では、特に「卵焼き」がおすすめ。フライパンで焼いて二つに畳んだ、家庭的なビジュアルとシンプルな味わいがたまりません!〝甘い・甘くない〟が選べるのもうれしい限りです。※写真は甘くない卵焼き。
メニュー写真などは ここで確認


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メニューの中心は〝おにぎり・定食・お茶漬け〟など。その他、昔懐かしい昭和の〝カレーライス〟や〝豚丼〟などが並びます。お店でも食べられる〝お惣菜〟は、テイクアウトにも対応。差し入れとして買っていく方も多いのだそうです。
お酒の〆に人気なのが〝お茶漬け〟。〆のラーメンはもう重たい‥、という方を中心に人気とのこと。一応ビールもありますが、全部で6席しかないお店なので長居しすぎないよう気をつけましょう。
主なメニュー(訪問時)
・お好み定食 1,100円
・カレーライス 750円
・豚丼 750円
・鮭弁当 700円
・おにぎり 煮玉子 300円
・おにぎり 筋子 300円
・お茶漬け 鮭 700円
・お茶漬け たらこ 700円


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店内には全部で6席分のカウンター席があるだけで、決して広くはありません。また席もですが、調理するスペースもギュウギュウ。限られたスペースを上手に使いながら、テキパキと料理の準備をしてくれました。
店主さんとの距離がとにかく近く、居心地の良さもバツグン。おのずと会話も弾みます。話をうかがったところ、お店は店主の奥様のご両親が1968年に開業。以後ずっとこの場所で営業を続け、今ではビル内で一番の古株なのだそう。現店主は2代目で、今年(2025年現在)で77歳。今でも現役で、奥様と一緒にお店に立ち続けます。



とても物腰の柔らかいお二人が作り出す〝ホッコリ温かい〟雰囲気もお店の魅力。昭和の雰囲気が満載な家庭的な味わいで、すすきのの夜を〆くくりましょう!
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