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札幌市内とその近郊の湧水・名水スポット一覧

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札幌近郊湧き水

人口190万人をほこる政令指定都市〝札幌市〟ですが、市内・近郊には豊かな自然があふれています。その中から今回特集するのは、札幌市内・近郊の「湧き水」。北海道の大地の恵みをふんだんに含んだミネラルたっぷりの湧き水は、料理の味を引き立ておいしいコーヒーを淹れるのにもピッタリです。

札幌近郊の湧き水スポットは多くないですが、車で気軽に向かうことができる取水場が多いのがうれしい限り。本記事を読んでおいしい湧き水を手に入れましょう。

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札幌市内にある湧水

清田区:有明の名水

有明の名水の「取水場」
取水場

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札幌市内で湧き水を汲みに行くなら、絶対に外せないスポットが「有明の名水」。市内では一番〝取水場が整っていて〟湧水量も豊富。何より山の奥まで行く必要がないため、軽自動車などでも気軽に向かうことができるんです。

取水口は、全部で3口あります。しっかり整備されていて、比較的キレイに整っていました。また利用しやすいこともポイントのひとつです。先端についていた短いホースが、使い勝手を良くしてくれてました。また屋根がついているので、雨の日でも安心して水を汲むことができます。

なお有明の名水は、公設ではなく〝私設〟の湧水スポット。利用するには料金がかかります。利用料は〝1回につき100円〟。水を汲む前に、先にポストの中に投入しましょう。また冬季間は利用不可です。

施設情報
施設名:有明の名水
住所:北海道札幌市清田区有明117
営業時間:日の出から日没まで
定休日:冬季(除雪の関係より)
駐車場:あり(無料)
公式HP/SNS:-
外部サイト:-
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南区:豊滝龍神の水

豊滝龍神の水の「取水場全景」
「取水場全景」

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札幌市内の湧き水スポットの中でも、比較的利用しやすいのが「豊滝龍神の水」。山の中の神社拝殿の横に設けられた、とてもキレイな取水場です。2020年にリニューアルされ、施設はキレイで湧水量も豊富です。取水場までは500mほどの砂利道が続くので、運転に不慣れな方は十分に気をつけて向かいましょう。

取水場は〝盤龍山信行院〟という神仏習合の寺院が管理する神社の境内にあり、取水口は全部で6口。先端にパイプが設けられていて、常に水が流れています。また屋根がついているので、雨の日でも安心して水を汲むことができます。

なお豊滝龍神の水は、公設ではなく〝私設〟の湧水スポット。利用するには料金がかかります。料金と言っても、そこは神社に併設した取水場。利用料としてではなく〝お賽銭〟として、お賽銭箱の中にお金を入れましょう。金額の指定はありませんが、他の湧き水スポットだと概ね〝1回につき100~200円〟ほどが目安。まずは神社に参拝をしてから、水をいただきましょう。

施設情報
施設名:豊滝龍神の水
住所:北海道札幌市南区豊滝1173番地
電話番号:080-5594-2815(公式HP記載)
営業時間:日の出から日没まで
駐車場:あり(無料)
公式HP/SNS:公式HP
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白石区:白石神社

白石神社「湧き水」の取水口
取水口

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住所は〝南郷14丁目北〟。国道12号線沿いにある「白石神社」の敷地内にも湧き水がありました。本殿脇にある石段を下ると、庭園と呼ぶにふさわしい木々や池が広がるステキな空間があらわれます。湧き水があるのは、この一画にある池の端。石の間からチョロチョロと流れ出しているのが湧き水です。

取水口は1ヶ所のみ。蛇口などが整備されている訳ではないので、ペットボトルの口を近づけるか、柄杓のようなものを使って汲むしか方法はありません。また駐車場から距離があるので、たくさん汲むには不向きです。

なおこのスポットは、湧水を汲むだけではなく散歩にもピッタリ!暑い夏でも周囲の木のおかげでかなり涼しく、都会にいることを忘れるくらいです。2024年に訪問した際は、池の奥にある碑の近くにキツネが巣を作っている様でした。

施設情報
施設名:白石神社
住所:北海道札幌市白石区本通14丁目北1-12
電話番号:-
駐車場:あり(無料)
公式HP/SNS:公式HP
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札幌近郊にある湧水・井戸水

北広島市:アンビ・ウォーター

アンビウォーターの「取水場」
向かって左側の取水場(2018年撮影)

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北広島市の湧水スポット「アンビ・ウォーター(Ambi Water)」は、札幌近郊にある湧水スポットの中で1, 2を争うほど〝取水場が広くてキレイ〟です。支笏湖系の天然水と言われている湧水が、地下約100mから惜しげもなく湧き出ていました。

取水場は、建物を挟んで2ヶ所あります。建物に向かって左側に〝8口〟。右側に〝2口〟。どちらもコンクリートでしっかり整備されていて、とってもキレイに整っています。水道管にも汚れが見当たらない程でした。

なおアンビ・ウォーターは有料の取水場。利用料は〝駐車料金〟という形で支払います。施設にはカメラ監視型の有料駐車場が設けられていて、駐車料金は〝20分につき200円〟。駐車料金には施設利用料も含まれます。水汲みが終わった後、精算機で支払いを済ませましょう。

施設情報
施設名:Ambi Water(アンビ・ウォーター)
住所:北海道北広島市島松557
営業時間:24時間利用可
定休日:なし
駐車場:あり(有料・水代含)
公式HP/SNS:公式HP / Instagram
外部サイト:-
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長沼町:馬追(マオイ)の名水

馬追の名水「取水場」
取水場

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長沼町にある有数の湧水スポットが、〝マオイオートランド〟の程近くにある「馬追の名水」です。山のふもとにある取水場なので若干草木が生い茂っていて、湧水量も多くありません。その代わりといってはですが、山の奥まで行く必要がないため、軽自動車などでも気軽に向かうことができるんです。

取水口は全部で3口あります。他の取水場と大きくことなるのが、水が流れっぱなしではなく〝レバーをひねると水が出る〟という点。4㎞先の山の中の水源から引いてきた水を、土の中に設けられたタンクに一時貯蔵。レバーをひねると水がでます。

個人の私有地にあり、利用するには料金がかかります。管理をしているのは地元の名水友の会の方で、施設の維持に必要な費用が不足しているとのこと。確かに若干荒れてる感は否めないので、使用毎に現地の募金箱への募金をお願いします。

施設情報
施設名:馬追(マオイ)の名水
住所:北海道長沼町東8線北3番地
営業時間:7:00~17:00まで(夜間利用不可)
定休日:-
駐車場:あり(無料)
公式HP/SNS:-
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小樽市:田中酒造 亀甲蔵

田中酒造 亀甲蔵の「取水場」
取水場

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小樽「田中酒造 亀甲蔵」では、お酒の仕込水にも使われる〝井戸水〟を汲むことができます。汲むことができるのは、地下約70mから汲み上げた小樽・天狗山の伏流水。駐車場の一画に取水場が設けられていて、施設の営業時間内(9:05~17:30、冬季閉鎖)なら自由に利用することができます。

取水口は1ヶ所のみですが、水の勢いは豊富。樽についてある蛇口をひねって水を出しましょう。なお現地に〝利用上の注意事項〟が掲示されているので、必ず一読しておきましょう。あまりにマナーが悪い場合、施設の利用が中止になることもあるそうです。

【利用上の注意】
 ①:順番を守り大量の水汲みは控える(2ℓ×3本、ポリタンク1本まで)
 ②:下水道が詰まりやすいためゴミを捨てない
 ③:開放時間は営業時間中の「9:05~17:55」

施設情報
施設名:田中酒造 亀甲蔵
住所:北海道小樽市色内3丁目2番5号
営業時間:9:05~17:55
定休日:施設に準ずる
駐車場:あり(無料)
公式HP/SNS:公式HP
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【番外編】試飲だけできる水

中央区:千秋庵札幌本店(試飲のみ)

ザノット札幌の1階にある「セイコーマート」「札幌千秋庵」
1階には「セイコーマート」「札幌千秋庵」
店内の様子

札幌駅と中島公園の間を南北に走る〝駅前通〟沿いにある「千秋庵札幌本店」。店内では、お菓子作りに使われる〝仕込水〟の試飲をすることができます。地下90mから汲み上げた地下水で、設置されている紙コップでいただきましょう。

なおタイミングによっては利用が休止されていることもあるかも知れません。訪れた際には始めにいただくことをおススメします。

施設情報
施設名:千秋庵札幌本店
住所:北海道札幌市中央区南3条西3丁目
連絡先:011-205-0207
営業時間:10:00~20:00
定休日:不定休
駐車場:なし
公式HP/SNS:公式HP
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取水場・利用上の注意

・取水口の独占はやめましょう
・利用料がかかる場合、必ず支払いましょう
・取水量に制限がある場合、必ず指示に従いましょう
・利用時間、利用期間は守りましょう
・ゴミを捨てたりせず、キレイに利用しましょう
・大半の取水場は私有地にあります。好意で汲ませていただいていることを忘れずに

札幌という大都市やその近郊でも、湧き水を汲むことのできるスポットがこれだけ点在します。どこも車がなければ向かうのに苦労する場所ですが、ぜひおいしい湧き水をぜひ味わってみて下さい。

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