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馬追の名水|長沼町、札幌から約1時間の私設湧水スポット!アクセス・施設情報も

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有明の名水

札幌から車で1時間ほどの「長沼町」。道内でも有数の米どころで、29年産米の食味ランキングでも特Aを受賞した「ゆめぴりか」「ななつぼし」などの米の栽培も行っています。またジンギスカンやどぶろくなどの特産品にも力を入れている町です。

そんな長沼町にある有数の湧水スポットが、〝マオイオートランド〟の程近くにある「馬追の名水」です。山のふもとにある取水場なので若干草木が生い茂っていて、湧水量も多くありません。その代わりといってはですが、山の奥まで行く必要がないため、軽自動車などでも気軽に向かうことができるんです。

なお公設ではなく〝私設〟のスポットであり、施設の維持管理のため利用料金がかかります。

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馬追の名水の「施設情報」と向かい方

馬追の名水「施設外観」
「施設外観」

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住所は〝長沼町東8線北3番地〟となります。10台以上は止められそうな広い駐車場がありますが、取水口は全部で3つだけ。駐車場から取水場まで10数mほどはなれているので、たくさん汲みたい場合はカートなどがあると便利です。

利用可能時間は〝7:00~17:00まで〟で、夜間の利用はできません。

施設の場所は、キャンプ場や温泉などが集まった長沼町の施設「マオイオートランド」の程近く。同施設から道道1008号線に出たらすぐに左折し、行けるところまで真っすぐ進むと到着です。

具体的には、①:マオイオートランド南側の出入口から出て左折。②:〝DHC長沼工場〟の前を通り過ぎる。③:すぐ先に見えてくる青看板のある交差点を直進(左折で「長沼分屯基地」、右折で「由仁町」へ続く交差点)。④:そのまま突き当たりまで車を走らせると山のふもとに「馬追の名水」が見えてきます。

施設情報
施設名:馬追(マオイ)の名水
住所:北海道長沼町東8線北3番地
営業時間:7:00~17:00まで(夜間利用不可)
定休日:-
駐車場:あり(無料)
公式HP/SNS:-

設備と利用料金について

馬追の名水「取水場」
取水場

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取水口は全部で3口あります。他の取水場と大きくことなるのが、水が流れっぱなしではなく〝レバーをひねると水が出る〟という点。4㎞先の山の中の水源から引いてきた水を、土の中に設けられたタンクに一時貯蔵。レバーをひねると水がでます。

また少し前方にある二又の塩ビ管は、タンクからあふれた水が流れる〝オーバーフロー管〟。正規の取水口ではないので、注意してください。

筆者訪問時は、前の方が1組で3ヶ所全てを使用中‥。なかなか水を汲むことができませんでした。それもそのはず、そもそも水量が多くなく年々減ってきているのだそう。タンク1つが満タンになるまでに5分ほどかかっていた様です。

馬追の名水の「募金箱」
利用料はこの「募金箱」の中に

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なお馬追の名水は、公設ではなく〝私設〟の湧水スポット。個人の私有地にあり、利用するには料金がかかります。管理をしているのは、土地所有者の石尾さんという方と地元の名水友の会の方。管理自体は無償で行っていますが、それでも施設の維持に必要な費用が不足しているとのこと。確かに若干荒れてる感は否めないので、使用毎に現地の募金箱への募金をお願いします。

なお金額の指定はありませんが、札幌近郊のスポットでは1回100~200円ほどの協力金が必要となる施設が多いので、投入金額の参考にしてみてください。お金は水を汲む前にポストの中に投入しましょう。


現地掲示板で湧水のことをもっと知ろう

馬追の名水情報板
馬追の名水情報板

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現地には馬追の名水10周年を記念して2003年に建てられた「馬追の名水情報板」が設置してあり、水質情報・取水場の仕組み・昔の新聞の切り抜きなどが掲示されています。平成21年・平成24年の水質検査の結果なども貼られていましたので、興味のある方は水を汲む前に一度ご確認下さい。

また右の図面は、源水からこの場所までの水の引き込み図。ザッと見る限り取水場の手前に10トンの第2水槽があり、わたし達はそこに溜まった水を汲むことができる様です。

馬追の名水「利用上の注意」
「利用上のお願い」

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敷地内でのマナーに関しての記載もありました。私有地で水を汲ませていただいている以上、必ず抑えておきたいところですので、以下に記載します。全て当たり前のことですが、行かれる際には必ずマナーを守って利用しましょう。

【利用上のマナー】
・ゴミを投げないで下さい。
・灰皿をご持参していない方以外は禁煙です。
・犬や猫などを連れて水汲み場に入らないで下さい。
・捨て猫・捨て犬や、犬猫の糞尿の入った砂を駐車場に投げていく行為の禁止。

また2003年の新聞の切り抜きには、施設について詳細な記述が。土地の所有者石尾さんが自家用に引いていた湧水を一般開放したことが始まりだとか、マナーの悪い客への対策や施設維持管理のために2003年時点で計200万円がかかっていることなどが書かれていました。さらに2013年の切り抜きには、この土地の所有者石尾さんが85歳でお亡くなりになったという記事が掲載されていました。現在は石尾さんのご長男がその意志を引き継ぎ、この名水を守っているそうです。

最後に

札幌からも程近い長沼町の湧水スポット「馬追の名水」。ちょっと荒れてる感じは否めなかったですが、馬追山のふもとという自然に囲まれた最高のロケーションで終始心地が良かったです。私有地にある取水場なので訪問の際にはマナーを守り、取水口を独占せずにキレイに使いましょう。

近くへ向かうことがあれば、ぜひ湧水を汲んで帰って家でおいしいコーヒーを淹れてみて下さい。きっと楽しいティータイムが過ごせるとおもいますよ。

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