豊滝龍神の水|札幌南区豊滝、神社の境内においしいお水アリ!アクセス・注意点も

札幌市内の湧き水スポットの中でも、比較的利用しやすいのが「豊滝龍神の水」。山の中の神社拝殿の横に設けられた、とてもキレイな取水場です。2020年にリニューアルされ、施設はキレイで湧水量も豊富。ただし山の中の未舗装道を500mほど進む必要があるので、運転に自信のない方はここであらかじめ確認してから向かいましょう。
なお公設ではなく〝私設〟のスポットであり、施設の維持管理のため〝お賽銭〟という形で利用料金がかかります。
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豊滝龍神の水の「施設情報」と向かい方

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豊滝龍神の水の住所は〝札幌市南区豊滝1173番地〟となります。10台くらいは止められそうな広い駐車場がありますが、取水口は全部で6つだけ。先客がいる場合は、空くのを待って車を移動させましょう。
なお敷地内は私有地となるので、事故などが起こってもすべて自己責任で対応しましょう。
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札幌南区の石山・簾舞側から向かう場合は、まずは国道230号線(石山通)を定山渓方面へ。〝とよたきフルーツパーク〟の看板が見えたら左折。途中で道が二股に分かれるので、看板に従って左側の道へ進みましょう。とよたきフルーツパークを過ぎ、さらに進むと入口が見えてくるはずです。
入口から取水場のある〝盤龍山信行院〟までは、500mの砂利道を進みます。所々道がえぐれていたり、起伏の激しい場所があるので、車で向かう際はスピードを出さず安全運転で進みましょう。なお龍神の水へは、ノースサファリ側から向かうこともできます。ノースサファリの前を過ぎ、さらに心配になるくらい真っすぐ進むと、道がグルンと回った先に入口が見えてくるはずです。
施設情報
施設名:豊滝龍神の水
住所:北海道札幌市南区豊滝1173番地
電話番号:080-5594-2815(公式HP記載)
営業時間:日の出から日没まで
駐車場:あり(無料)
公式HP/SNS:公式HP
地図を表示:Googleマップへ
設備と利用料金について

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豊滝龍神の水があるのは「盤龍山信行院」という神社の境内の中。駐車場すぐ横にある本殿の隣に取水場があります。取水口は全部で6口。2020年にリニューアルが行われていて、しっかり整備されキレイに整っていました。
水を汲みやすいこともポイントのひとつ。先端についているパイプが、使い勝手を良くしてくれてました。また屋根がついているので、雨の日でも安心して水を汲むことができます。ただし水の勢いは強くはなく、タンクが満タンになるまでにしばらく時間がかかりました。


なお豊滝龍神の水は、公設ではなく〝私設〟の湧水スポット。利用するには料金がかかります。料金と言っても、そこは神社に併設した取水場。利用料としてではなく〝お賽銭〟として、お賽銭箱の中に入れましょう。金額の指定はありませんが、他の湧き水スポットだと概ね〝1回につき100~200円〟ほどが目安。まずは神社に参拝をしてから、水をいただきましょう。
なお利用料は施設の維持管理に利用されます。豊滝龍神の水は同様の施設と比較して、かなり整った取水場。利用料を財源に〝草刈り・除雪・施設改修・道路の補修〟などが行われています。他人の土地で湧き水を汲ませていただいていることを忘れずに、マナーなどをしっかりと守っておいしいお水をいただきましょう。
湧水に含まれる成分を確認

現地には水質基準に準用していることを記す〝水質試験(検査)結果書(2023年6月の検査結果)〟が掲示されていて、水質基準を満たしていると証明されています。
なおWHO(世界保健機関)の基準では、硬度が〝120mg/l以上〟で「硬水」、それ以下の場合は「軟水」となります。この基準に当てはめると、豊滝龍神の水は軟水に当たります。

さっそく手ですくって一口いただきましたが、雑味が少なくとってもクリアな味わい。少し時間をおくと、さらに味がおちつきます。天然の湧き水は味も格別で、飲用にも料理にもコーヒーにもピッタリ!食卓がさらに豊かになること間違いありません。
なお生水なので、飲用は自己責任でおこないましょう。
境内の建物と水源について

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豊滝龍神の水がある「盤龍山信行院」は、明治時代に龍神様のお告げを聞いた修験者たちによって作られた神社と言われているのだそう。〝神仏習合〟の寺院で、以下の神様・仏様が一緒に祭られています。
祀っている神様
・八大龍王 ・白龍大神 ・浄行菩薩 ・妙見菩薩 ・七面大明神 ・鬼子母神 ・馬頭観音

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お堂の先には柵が設けられ、立入禁止となっています。水源があるのが、この先にある小さな小屋の中。ここから引っ張ってきたお水を、わたし達がいただいている訳です。
【参考】2020年:リニューアル前の「豊滝龍神の水」
前述のとおり、豊滝龍神の水は〝2020年7月20日〟より改修を行い、〝2020年8月1日〟にリニューアルしています。当サイトが初めて訪問したのは「2020年5月」のリニューアル前のこと。久しく訪問していませんでしたが、今回久しぶりにうかがってその変貌にとても驚きました。
そこで以下に、リニューアル前の写真を掲載します。かなり変貌しているので、リニューアル後しか行ったことないという方は、きっと驚くはず。今のキレイな設備で利用できていることに感謝しかありません。
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取水場

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取水場があるのは物置の中。数10m離れたところにある水源から引いた水を、物置の中に設置されたシンクで汲むことができます。雨天・降雪時でも使用可能。除雪が行われたタイミングなら、冬期間でも水を汲むことができます。水の勢いは今よりも強いくらいでした。

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当時の取水口は全部で3ヶ所だけ。今でもそうですが、混雑時の長時間使用・一組での複数使用は控える内容の張り紙がしてありました。また〝立入禁止箇所への侵入・ゴミの不法投棄〟などの張り紙もありました。
なお同スポットがある豊滝地区は、定山渓に続く深い山の中にあります。緑豊かな自然が広がる反面、野生動物の住み家にとても近く遭遇の可能性は捨てきれません。実際にこの近くでも クマの目撃情報が出ている様ですので、特に朝早い時間や夕暮れ時はさけた方が無難です。
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