食堂ろらんじゅ|札幌中央区すすきの

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2024年7月15日、フレンチレストランL’ORANGE(ロランジュ)が「食堂ろらんじゅ」としてリニューアルオープンしました。L’ORANGEは、某レストランガイドブック(黄色)で〝3トック〟を取得している実力店。同店の大原正雄シェフは、2022年放送の「CHEF-1グランプリ2022」で優勝したことでも広く知られています。
リニューアル後の現在はビストロに業態を変え、本格的なフランス料理をより手軽に楽しめる様になりました。アラカルトはもちろん、シェフのおまかせコースも用意されていて、以前に比べてお値段もかなりリーズナブルに!すすきのでフレンチをいただくなら、ぜひ選択肢に入れて欲しい一店です。
▼参考:「L’ORANGE(ロランジュ)」の記事へ
食堂ろらんじゅの「店舗情報」

食堂ろらんじゅがあるのは、札幌市中央区の「すすきのエリア」のビルの中にあります。ラウンドワン札幌すすきの店の裏側の通りに面していて、地下鉄南北線「すすきの駅」・地下鉄東豊線「豊水すすきの店」からもすぐ近く。どちらの駅から向かっても、徒歩約3分ほどです。
店舗情報
店名:食堂ろらんじゅ
住所:北海道札幌市中央区南5条西3丁目1 5・3BLD 2F
電話番号:011-600-2002
営業時間:17:00〜L.O 22:30
定休日:日曜・祝日
駐車場:なし
キャッシュレス決済:各カード可
公式HP/SNS:Instagram
外部サイト:-
地図を表示:Googleマップへ
「人気・おすすめメニュー」

食堂ろらんじゅは、本格的なフランス料理をアラカルトで楽しめるお店。一品あたり約1,500~3,000円程度(アミューズ・パン・バター代1,500円・別途サービス料5%)と、フレンチレストランがベースのお店なのにとってもリーズナブルに楽しめます。またワインバーとしての利用も可能で、席が空いてさえすれば飛び込みでも受け入れてくれるフランクさも魅力のひとつです。



実績のあるお店の料理がこんなにリーズナブルに楽しめる理由は、「行き場のない食材を」積極的に取り入れているから。普通はまず使うことのない〝雑魚〟と呼ばれる小さい魚をたくさん捌いてダシを取ったり、お肉の切れ端をリエットに加えたり。手間ひまかけてコストを下げているのだそうです。

高級食材ばかりを使っている訳ではないけれど、どれもフレンチの技術を駆使した本物ばかり。食材の件も言われなければ分からないくらいで、どれも本当においしかったです!






何よりこのお店の特徴だと感じるポイントが、フレンチの特徴である〝ソース〟にこだわっているところ。味の決め手になるソースがどの料理にもたっぷりかかっていて、複雑な味の変化が楽しめるんです。
前菜にもピッタリな「ウッフマヨネーズ」は、ゆで卵にマヨネーズをかけた料理のこと。食堂ろらんじゅでは、ほのかに酸味の効いたあたたかいマヨネーズソースに〝パセリのピューレ〟を加え、独自感を演出。チーズとベーコンチップの程よい風味が、とろーりとろける半熟たまごによく合います。










「赤パプリカのムース」の下には、とろみのあるフレッシュトマトの〝クーリソース〟。とっても甘い赤パプリカのムースを、甘酸っぱいフレッシュトマトの酸味が引きたてていました。香りづけの青ゆずの風味がとっても力強く、清涼感もバツグンです!
本場フランスではエスカルゴを使用するという「貝類と蛸のフリカッセ(煮込み)」ですが、この日は大きなツブ貝とタコがゴロゴロ。素材がおいしいのはもちろん、アーティチョーク(チョウセンアザミ)のピューレと白ワイン・フェンネルを使った泡ソースの効果で、さらに奥深さが広がります。
「白身魚のクネル」は日本でいうところの〝はんぺん〟の様な料理のことで、この日は北海道産の平目と甘えびを使ったものが登場。平目のアラとエビの殻から取ったダシがとにかく濃厚で、軽くてフワッフワのクネルにたっぷり絡めていただくと至福のおいしさでした。






スペシャリテは、ハンガリーの国宝にも指定されているとっても稀少なマンガリッツア豚の肩ロースを使った「十勝マンガリッツアのロースト」です。一時は絶滅しかけた歴史のあるこの豚は、一般的な豚肉よりも霜降りの率が高く、脂が低温で溶けることが大きな特徴。日本国内で生産する牧場はほとんどなく、口にする機会もまずない〝幻の豚肉〟なんです!



実際脂がかなり多かったけれど、サーっと心地よく溶けていくから全然脂っこくない!脂の甘みの中に赤身の力強いうま味。これぞマンガリッツア特有のバランスと言えるでしょう。これは絶品!


食堂ろらんじゅは、スイーツも本格派。パティシエの経験もある大原シェフ自ら、腕をふるいます。
訪問時にいただいたのは、パリ五輪期間限定で登場したフランスの伝統菓子「パリブレスト」。リング状のシュー生地にクリームをサンドしたお菓子です。本場ではバタークリームをつかうのが一般的ですが、食後に食べやすいようコーヒー味のカスタードクリームを使用しているとのこと。2人でシェアしてもたっぷり楽しめるボリュームでしたが、クッキー生地の軽やかな食感とコーヒーのほろ苦さのおかげで、最後のひと口までおいしくいただくことができました!
メニューなどは ここで確認


どれも高級食材を使っている訳ではないけれど、コースで登場してもおかしくないくらいレベルの高いものばかり。特にフレンチの特徴であるソースにこだわって作られていて、ワインにも合うよう〝酸味〟をしっかりと効かせているものが多かった印象です。
主なメニュー(訪問時)
・貝類と蛸のフリカッセ 2,400円
・ウッフマヨネーズ 1,800円
・本日の魚のムニエル 2,950円
・十勝マンガリッツアのロースト 4,800円
・牛頬肉のプレゼ 3,200円
※アミューズ・パン・バター代 1,500円
※サービス料 別途お会計の5%


料理に合うドリンクも充実していて、1杯からでも楽しめるハウスワインも用意されています。ワインは1杯1,000円から。グラスシャンパーニュは1杯2,000円。その他ハイボールやビール、カクテルなども選べました。
主なメニュー(訪問時)
・ハウスグラスワイン 1,000円
・本日のグラスワイン 1,500円~
・本日のグラスシャンパーニュ 2,000円
※サービス料 別途お会計の5%






店内はカウンター席のみで、全部で10席。以前のフレンチレストランの時は「カウンターだけのフレンチレストランって珍しいなぁ」と思ってましたが、ビストロに業態変更した今はピッタリな雰囲気だと感じます。カウンターの最大のメリットは、スピーディに料理提供が行えること。バックヤードで作った料理が冷めてしまった!なんてこともなく、1番おいしいタイミングでサーブされます。
なお基本〝予約推奨店〟ですが、席が空いてさえいれば飛び込みでも受け入れてくれるのだそう。特に2巡目以降はワインバーとしての利用もできるので、ちょっと贅沢な二次会利用にもおすすめ。なお向かう前には、一応電話で確認しておくのがベターです。


シェフの大原さんは、フレンチはもちろん、和食・中華・パティシエなどさまざまなジャンルで実績のある方。現在(2024年8月)L’ORANGEの京都移転手続きを進めていますが、京都への完全移住はせず、札幌⇔京都の2都市間を往復しながら、どちらのお店も続ける予定なのだとか。
ちなみに「CHEF-1 グランプリ 2022」をご覧になった方ならおわかりかと思いますが、大原さんは料理に対するストイックな姿勢や頭の回転の速さが印象的な方。なので初めて訪問した際は、もっと職人っぽい雰囲気なのかと思っていましたが、意外とお話しやすくてビックリしました(笑)



お料理がおいしかったのはもちろん、サービス良し・居心地良しだったお店が、さらに利用しやすくなったのは嬉しい限り。肩ひじ張らずにカウンタースタイルで楽しめるフランス料理店は、札幌市内でもここだけ!ぜひ一流の味をリーズナブルに楽しんでみてくださいね。