民族共生象徴空間「ウポポイ」完全ガイド!その意味や予約方法・注意点など
2020年7月12日、ついに「民族共生象徴空間(ウポポイ)」がオープンとなりました。
注目の新施設がオープン‥、
そんなことを考えていると いてもたってもいられなくなり、さっそく “ウポポイ” に向けて車を走らせました!
ということで、今回はオープンしたばかりの “ウポポイ” の “全施設” や “予約方法”、各 “注意点” 、おすすめの “ランチ” などをすべてご紹介します。
「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の意味と施設の簡単な概要
「ウポポイ」とは、白老町に新しくオープンした “民族共生象徴空間” の愛称のことで、以下の施設からなりたっています。
ウポポイの施設一覧
- 国立アイヌ民族博物館
- 国立民族共生公園
- 慰霊施設
- ショップ
- フードコート
“ウポポイ” は アイヌ文化の復興・発展のため の施設。
「国立アイヌ民族博物館」を中心として、アイヌ民族の歴史や文化 にふれることができる 様々な体験施設が設けられています。
なお アイヌ語の「ウポポイ」は「(おおぜいで)歌うこと」という意味。
アイヌ文化の復興・発展という観点からみると、とてもピッタリな言葉ですね♪
「ウポポイ」の 営業時間等 や アクセス方法 は?
“ウポポイ” の営業時間と休業日
“ウポポイ” は時期によって “閉園時間” が異なるため、営業時間を事前に確認してから向かいましょう!
ウポポイ営業時間
開園時間 | |
4/1 ~ 7/19 | 9:00~18:00(火~金) 9:00~20:00(土日祝) |
7/20 ~ 8/31 | 9:00~20:00 |
9/1 ~ 10/31 | 9:00~18:00(火~金) 9:00~20:00(土日祝) |
11/1 ~ 3/31 | 9:00~17:00 |
また 休業日 は 以下のとおりとなります。
ウポポイ休業日
- 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)
- 年末年始(12/29~1/3)
“ウポポイ” へのアクセス方法は?
車で向かう場合
“ウポポイ” があるのは、北海道の胆振地方にある “白老町”。“新千歳空港” から車で向かった場合、約45km、約60分 ほどかかります。
ルートはいたって簡単!
“新千歳空港” を出たら、あとは “国道36号線” をひたすら “白老町” へむかって進むだけです。
“千歳” から “苫小牧” を抜け “白老町” に向かう途中から “ウポポイ” と書かれた “交通標識” が ところどころに現れるので、あとは “交通標識” に従って進めば “ウポポイ” に到着します。
注意
- “普通車” での “駐車場” 利用の場合は、1回につき “500円” かかります。
- “二輪車” は 10台分 までが無料となります(幅90cmを超える場合は普通四輪車扱いとして1回500円)
公共交通機関を利用して向かう場合
公共交通機関を利用して向かう場合は “電車” の利用が便利。
“JR白老駅” で下車し、駅 北口 から 約500m、徒歩約10分ほど歩くと “ウポポイ” に到着します。
民族共生象徴空間(ウポポイ)
【住 所】 北海道白老郡白老町若草町2丁目3
【電話番号】 -
【営業時間】 9:00~17:00、18:00、20:00(時期により異なる、上記表を参照)
【定休日】 月曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12/29~1/3)
【駐車場】 あり(有料)
【公式HP】 https://ainu-upopoy.jp/
「ウポポイ」の入場料金と予約方法は?
“ウポポイ” の入場料は、以下のとおりとなります。
ウポポイ入場料
一般 | 団体(20名以上) | |
大人 | 1,200円 | 960円(1名) |
高校生 | 600円 | 480円(1名) |
中学生以下 | 無料 | 無料 |
【年間パスポート】
大人:2,000円 / 高校生:1,000円
ただし “ウポポイ” では、“新型コロナウイルス” の感染拡大防止のため、当面の間 入場日の予約制度 を導入しています。
注意
ウポポイへ向かう際の注意(必読)
- オンラインチケットサービス(Webket)または 全国主要コンビニ より、入場日指定の “1日券” または “ウポポイ入場日予約券(無料)” を事前購入しておきましょう!
- “1日券” の場合、指定の入場日であれば いつでも入場することができます(最終入場は “閉園時間の1時間前まで”)
- “年間パスポート” の場合、別途 “入場日予約券” が必要となりますので、事前に購入(無料)しておきましょう
入場に必要なチケット まとめ
これから入場券を購入する(高校生以上) | ウポポイ1日券(日付指定)のみ |
これから年間パスポートを購入する(高校生以上) | 年間パスポート と入場日予約券(無料) |
既に日付指定のない入場券を持つ方(※1) | 左記の券と入場日予約券(無料) |
中学生以下(入場無料)の方 | 入場日予約券(無料) |
障がいを持つ方及びその介護者1名(※2) | 入場日予約券(無料) |
※1 日付指定のない発行済の前売り入場券、旅行代理店発行の個人向けフリークーポンなど
※2 障がいを持つ方は、入場時、障がい者手帳等の提示が必要
「ウポポイ」の中核施設 “国立アイヌ民族博物館” について
“国立アイヌ民族博物館” は、先住民族 “アイヌ” の歴史と文化を主題とした “日本初” であり また “日本最北” の 国立博物館。
北海道では 以前から “平取町” や “旭川” など、アイヌ文化に関する 博物館 や 資料館 が各地にありましたが、“国立” の博物館ができたという意義は極めて大きいものと思われます。
“国立アイヌ民族博物館” には、以下の施設があります。
館内各施設
- 基本展示室
- 特別展示室
- シアター
- ミュージアムショップ
基本展示室
博物館のメインとなるのが「基本展示室」。
エリアごとに 「ことば」「世界」「くらし」「歴史」「しごと」「交流」 の 6つ のテーマが設けられ、“アイヌ民族” が これまでにたどってきた 歴史や文化などを、“アイヌ民族” の視点から わかりやすく紹介しています。
展示室へスムーズに入室するためには、あらかじめ予約をしておくことを 強くおススメします!
注意
- 国立アイヌ民族博物館 “展示室” へスムーズに入室するために、ウポポイの入場予約とは別に、展示室の入場予約(無料)を事前に行っておきましょう!
- 展示室の入場予約は “公式HP” より行うことができます(入場予約をクリック)
- 入場予約の受付時間は1時間おきとなっています
“公式HP” によると 展示室の収容人数は “約100名” となっており、これだと アッという間に定員になってしまいます。そこで あらかじめ 入場予約 をしておくと、指定時間に確実に入場できるので、余計な心配をする必要もありません。
なお 事前予約をしていない場合でも 空きがある場合のみ 入室することができる様です。しかし 特に週末などは あまり期待しない方が良いでしょう。
特別展示室
“基本展示室” を過ぎると その先にあるのは「特別展示室」。
“アイヌ文化” や “先住民族文化” についての調査・研究の成果などを見学することができます。
なお “特別展示室” の大半は 撮影が禁止。そのため 詳細は、実際に “ウポポイ” に行って楽しんでみてくださいね!
シアター
“1階” にある “シアター” では、“アイヌ文化” を大画面映像で紹介しています。
なお 座席数は 全96席 ですが、新型コロナウイルスの影響もあり、一部席数に制限を設けています。約1時間おきに上映されるので、放映時間開始の前に並んでおくのが無難です。
ミュージアムショップ
アイヌ伝統の民芸品・工芸品のほか、アイヌ文様の入ったオリジナルグッズなどが販売されています。
紹介しはじめるとキリがないので、ミュージアムショップの様子は また別記事でご紹介します。
「国立民族共生公園」で アイヌ民族の文化にふれ合おう!
「国立民族共生公園」 は、様々な “アイヌ文化” を五感で体感することができる “体験型フィールドミュージアム”。
“ウポポイ” の敷地全体のうち、“国立アイヌ民族博物館” をのぞくすべての部分がこれに当たります。
国立民族共生公園 各施設
- 体験交流ホール
- 体験学習館
- 工房
- 伝統的コタン
- チキサニ広場
- エントランス棟
各施設ごとに、“アイヌ古式舞踊の上演” や “伝統芸能体験”、“食文化体験” や “伝統工芸品の製作体験” など を体験することができるプログラムが設けられています。
各体験は “タイムテーブル” に沿って行われますので、あらかじめ 開始時間 を確認しておきましょう。
注意
“新型コロナウイルスの感染拡大防止” のため、入場制限が設けられている場合があります。
プログラムによっては あらかじめ “整理券” を配布する場合がありますので、詳細は “タイムテーブル” で ご確認ください。
体験交流ホール
“ユネスコ無形文化遺産” にも登録されている「アイヌ古式舞踊」や、楽器演奏(ムックリ(口琴)・トンコリ(五弦琴)など)など、アイヌの伝統芸能を上演するホールです。
体験学習館
ムックリ、トンコリなどの伝統楽器の演奏体験などを楽しむことができる施設。
また紙芝居など、小さなお子様向けのプログラムも用意されています。
工房
アイヌの手仕事に関する解説や、工芸家による民工芸品製作の実演が行われ、間近に見学することができる施設です。
伝統的コタン
アイヌの “チセ(家屋)” が再現された、アイヌの伝統的な生活空間を体感できるエリアです。
「ウポポイ」でのランチや食事は?
“ウポポイ” には 食事やスイーツを楽しむことができるお店が 4店舗 あります。
これら飲食店については 別記事でまとめていますので、下記ボタンより ご訪問ください。
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さいごに
今回は オープンしたばかり の「ウポポイ」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
“ウポポイ” は、先住民族アイヌの文化と歴史を学ぶことのできる “初“ の “国立博物館” の誕生とだけあって、オープン前から注目の的となっていました。
新型コロナウイルスの影響もあり 従前の想定どおりとはいかないでしょうが、今後もたくさんの人が訪れること間違いなし!
スムーズに見て回ることができる様、あらかじめ 必要な情報は頭に入れてから向かうことをおススメします。
民族共生象徴空間(ウポポイ)
【住 所】 北海道白老郡白老町若草町2丁目3
【電話番号】 -
【営業時間】 9:00~17:00、18:00、20:00(時期により異なる、上記表を参照)
【定休日】 月曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12/29~1/3)
【駐車場】 あり(有料)
【公式HP】 https://ainu-upopoy.jp/
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