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創業者・社長の「関山芳美」さんに、吉山商店のラーメンの秘密についてうかがってきました!

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吉山商店 関山芳美

今回お話をうかがったのは、ラーメン屋さん「吉山商店」の創業者「関山芳美(よしみ)」さん。吉山商店は札幌で知らない人はまずいないほど有名なお店で、パンチの効いた濃厚な味噌ラーメンが人気です。

「流行りたくない」

そんなお店の代表とお話することができた今回、目指す方向性やラーメンの秘密などを詳しくうかがってきました。特に印象的だったのが上述のセリフですが、他にも興味深いお話が次から次へと。ということで今回は少し趣向を変え、吉山商店の全容にせまってみたいと思います!この記事を読んだら、きっとあなたも吉山商店のラーメンが食べたくなるはず!?

【今回のテーマ】

・吉山商店の創業のきっかけ
・吉山商店の名前の由来
・吉山商店がめざすラーメン屋とは?
・吉山商店のラーメンの特徴とは?

※この記事は2020年7月にインタビュー・執筆しています

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吉山商店「創業のきっかけ」

ラーメン〝吉山商店〟店主「関山芳美さん」
吉山商店店主「関山芳美さん」(写真提供:関山さんご本人)

吉山商店の創業者「関山芳美さん」がラーメンの道に進んだきっかけは、たまたまテレビで見た〝ラーメンランキング〟がきっかけだったと言います。

当時全国一位をとるほど破竹の勢いだったのが、旭川の某とんこつラーメンの有名店(以下「某店」とします)。「やるんだったら一位をとったお店でやらなきゃダメだ!」‥と考えていたところ、偶然某店のフランチャイズ本部設立の求人を見つけ応募。採用後は店内作業はもちろん、全国・国外のフランチャイズ店の立ち上げやマネジメント、スタッフ教育などを行っていたそうです。

「いずれは自分の店を持ちたい‥」

ずっと考えていたその気持ちが形となって現れたのは、関山さんが30才をむかえた2005年のこと。退職を決意し、翌2006年に札幌市東区の東苗穂で「吉山商店」が誕生しました。

吉山商店の「名前の由来」

吉山商店の「店舗看板」
「店舗看板」

「吉山商店だから、創業者は〝吉山さん〟?」

‥と思っていた方もきっと多いはず。吉山商店という名前になったきっかけの一つが、あの人気スープカレー店〝GARAKU(ガラク)〟の創業者で、関山さんの幼馴染でもある「福生(ふくお)雅寿さん」なのだそう。幼少のころ、福生さんに「関山芳美の〝関(せき)〟と〝芳(よし)〟」を入れかえて「芳山(よしやま)」と呼ばれて以来、二人の間ではこの呼び方がず~っと続いているのだとか。

また開業当時、東京で店名に〝商店〟とつけるお店が増えてきていたのに対し、北海道にはまだあまりありませんでした。そこで店名に「商店」をつけ、さらに「芳」の字を変更。見ためのイメージが良く左右対称の形をしていて印象に残りやすい「吉」の字に変え、吉山商店としたのだそうです。

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吉山商店が「めざすラーメン屋とは?」

吉山商店が目指すのは、人気店でも繁盛店でも一番でもありません。話を聞いていく中で伝わってきたのは、圧倒的な〝地元愛〟。次の三つの言葉に注目し、掘り下げて行きたいと思います。

・札幌でやるからには札幌の代表的なラーメンを作る!
・札幌の人が自信をもって紹介できるラーメン屋をめざす!
・流行りたくない

「札幌でやるからには札幌の代表的なラーメンを作る!」

吉山商店の「焙煎ごまみそらーめん(他店で撮影)」
一番人気「焙煎ごまみそらーめん」970円+チャーシュートッピング(訪問時)

関山さんが目指すのは、札幌味噌ラーメンの「定番」としての地位。

札幌で店をやる以上、札幌という地域に根付いたソウルフード〝札幌味噌ラーメン〟で勝負をすると決め、とんこつラーメンが有名な某店からの独立を決意しました。

他店以上に意識しているのは、食べ終わった後に〝まだ食べたい・また食べたい〟と思われるラーメン作り。〝しょっぱい・脂っこい〟いう札幌味噌ラーメンの特徴を少ーしおさえて、角のまぁるいスープに仕上げることで、ついついレンゲが進んでしまうクセになる味を意識して作られています。

「札幌の人が自信をもって紹介できるラーメン屋をめざす!」

関山芳美さんと故阿部元総理
紹介で「安倍元総理」が来店したことも

「地域に根付いたラーメン屋にしたい」

友人・知人に〝おすすめのラーメン屋さん〟を聞かれた時に、パッと思いつくお店はありますか?そんな時にすぐに紹介してもらえる、これも吉山商店が目指すお店の在り方。

売上よりも〝お客様満足度〟を重視し、ラーメンをよりおいしく食べてもらうための姿勢を忘れません。またそのためのスタッフ教育を怠らず、スタッフが育っていなければ新規出店も見合わせるという徹底っぷり。

「紹介してくれた人が恥ずかしくないラーメン屋さんを目指す」

おいしかったけど、接客が悪かったではダメ。〝札幌の代表〟としておもてなしをしたい。地方の方にも外国の方にも「札幌のラーメンは良かったよ」と言って帰ってもらいたい。その思いは周囲にも伝わり、遂には日本の〝元総理大臣の来店〟までをも実現させてしまいました。

「流行りたくない」

吉山商店 創成橋店 の 外観
街中から向かう場合は “創成橋店” が便利

「人気ではなく安定の吉山商店がベスト」

今回お話をうかがった中で、特に印象的だったのこの言葉。そのほかにも〝流行りたくない・ラーメンランキングも断る・人気ランキングではなく売上で一位を目指す〟などの言葉からも、吉山商店の目指す立ち位置がよ~くわかります。

吉山商店の「ラーメンの特徴は?」

吉山商店の「味噌らーめん」
「みそらーめん」950円(訪問時)

吉山商店で定番のラーメンといえば「焙煎ごまみそらーめん」。白味噌をブレンドした特製の味噌だれを使い、強めの塩味とラードのコクが食べる人の舌をうならせます。このスープがお客さんに大好評。大半の方がこのラーメンを楽しんでいます。

また大量のラードで具材を炒める際に〝あえて炎を上げる〟のが吉山商店流。これにより脂の六割ほどが飛び、具材のうま味を残しつつ脂の量も控えられるのだとか。

また焙煎ごまみそらーめんもおいしいですが、関山さんのおすすめは実は「みそらーめん」なのだとか。白味噌に赤味噌を加えた生の味噌を使い、中華鍋で焼きあげ香ばしさをプラス。味噌を焼き上げる工程に時間がかかるため、一日100杯ほどしか出せないそうですが、常連さんからの指示が絶大です。

※みそらーめんは〝本店・創成橋店・手稲店〟の限定です


編集後記

今回は吉山商店の創業者「関山芳美さん」へのインタビューの内容をまとめましたが、いかがでしたでしょうか?

「流行りたくない」

冒頭にご紹介したこの一言は、札幌味噌ラーメンの定番でありたいが故の一言。一時の人気だけで終わらない・終わらせない、そんな気持ちが込められていた様に感じられました。

なお今回の取材時間は一時間をオーバー。人気ラーメン店の代表がどの様に考えてお店を営んでいるのかがとても興味深く、モグトリップとしても大変貴重な時間となりました。

さて、これであなたも吉山商店の味噌らーめんが食べたくなったのではないでしょうか?食べたことがある方も無い方も、ぜひお店に足を運んでみてくださいね!

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