小樽「館ブランシェ」北海道洋菓子の先駆者!小樽式モンブラン・ショートケーキを実食レビュー
北海道の飲食店を4500店以上食べ歩いた 道産子グルメライター 高井なお です
歴史ある 小樽には、古くから営業しているお店がたくさんあります。1936年創業の「館ブランシェ」も、そんな老舗の中の一店。
例えば‥
- 【1919年 創業】アイスクリームパーラー美園
- 【1929年 創業】あまとう
- 【1905年 創業】かま栄
- 【1952年 創業】若鶏時代なると など
昨日の小樽取材は
— 高井なお🍴札幌グルメライター🐄 (@nao0321sapporo) April 29, 2021
めずらしくお腹に余裕があったので🍣
ずっと行ってみたかった「#館ブランシェ」でケーキセットを🍰
平日だったのでほぼ貸切!
こんなに素敵な雰囲気だったとは……😻
しかもケーキセットが800円以下🙏
クラシカルな雰囲気の中でいただくケーキは格別でした💘#小樽カフェ#ケーキ pic.twitter.com/lrBocQKATp
北海道内では、“生クリームを使ったケーキ “を製造した 先がけ的な存在なんです!
「館ブランシェ」への アクセス方法
「館ブランシェ」があるのは、小樽の “寿司屋通り” から ほど近くにある “花園銀座商店街”。
花園銀座商店街といえば、数々の名店が並ぶ 小樽の繁華街のひとつ。
小樽新倉屋 の 2軒隣にあり、場所も比較的分かりやすいと思います。
「公共交通機関」を利用して向かう場合
館ブランシェ へ 交通機関を利用して向かう場合、距離や所要時間は 以下のとおり。
交通機関で向かう場合
- JR「小樽駅」から 約850m、徒歩 約12分
- 中央バス「市役所通 停」から 徒歩 約3分
なお 小樽駅 から向かう場合は、“小樽都通り商店街”、“サンモール一番街” の2つのアーケードを通るのがおすすめ!
雨天時でもほとんど濡れずに、また商店街を散策しながらだと 意外とアッという間にたどりつきます。
「車」を利用して向かう場合と、駐車場について
館ブランシェ に 専用駐車場はありません。
車で向かう場合は、近隣の有料駐車場を利用しましょう。
「館ブランシェ」の 店舗情報・詳細など
館ブランシェ の店舗情報などは、以下のとおりです。
店舗情報 | |
【店名】 | 館ブランシェ |
【住所】 | 北海道小樽市花園1丁目3-2 |
【電話番号】 | 0134-23-2211 |
【営業時間】 | 11:00~20:00 |
【定休日】 | 水曜 |
【駐車場】 | なし |
【キャッシュレス決済】 | – |
【公式サイト】 | – |
【地図を表示】 | グーグルマップはこちら |
「館ブランシェ」名物 昔ながらの “ショートケーキ” をいただきました!
今回は “館ブランシェ” の「ケーキセット」を いただきました♪
好きなケーキに、プラス300円で 好きなドリンクをセットにすることができる お得なセット。
なお ケーキセットの対象となるのは、340円以上のケーキに限ります。
ケーキセット お好きなケーキ代 + 300円
“館ブランシェ” といえば、生クリームをたっぷり使った “ショートケーキ” は外せません!
館ブランシェの ショートケーキの特徴は‥
特徴
- 最近あまりみかけなくなった サイズの大きな ショートケーキ
- スポンジの間の “生クリームが2層” あり、生クリームをたっぷり楽しめる♪
- うすくスライスされ 食べやすい “イチゴ”
ミルク風味が強めの生クリームで、シンプルながら飽きのこない 思わず食べたくなるショートケーキです♪
小樽で “モンブラン” を食べる場合は、少し注意が必要です。
注意
特に老舗の場合、一般的な “栗のモンブラン” ではない場合があります
ココア風味のスポンジに 生クリームをはさんだのが、小樽の昔ながらのモンブラン。
なぜこの様な形になったのかについては 諸説あるようですが‥
小樽式モンブランの経緯
- スイスの名峰「モンブラン」を模して ケーキを作った説
- かつて東京で流行っていた「モンブラン」を知らないまま 想像だけでつくった説 など
館ブランシェ の モンブランは “岩肌と雪を表している” とのことなので、前者の説がピッタリ。
昔ながらの小樽のモンブランを、ぜひ一度楽しんでみてくださいね!
▼ 「館ブランシェ」含む小樽おすすめスイーツまとめ
「館ブランシェ」の 店内の雰囲気
館ブランシェ が 現在のこの場所で営業を開始したのは、1940年のこと。
老舗喫茶室の中には、そんな当時の姿が 今もなお残っています。
喫茶室の雰囲気をつくり出すポイントは、なんといっても‥
ポイント
- 赤い “ベルベット” のソファー
- 中央の大きな “シャンデリア”
- 壁に広がる大きな “ステンドグラス”
レトロな雰囲気の店内ですが、ところどころ ゴージャスさが垣間見れる特別な空間。
今では決して味わえない雰囲気ですが、これが歴史ある 小樽の喫茶店。
小樽市民には とても懐かしく感じますが、逆に 新鮮に感じる方も多いと思います♪
前述のとおり、館ブランシェは 北海道内で “生クリームを使ったケーキ “を製造した 先がけ的な存在。
著名人が来店することもあり、NHK 朝の連続ドラマ “マッサン” の主人公「竹鶴正孝」と 妻の「リタ」が訪れたこともあるのだとか。
このゴージャスな内装には〝どんなお客さんがきても恥ずかしくない様に〟という、創業者の想いがこもっているのかもしれませんね。
「館ブランシェ」の メニュー一覧
館ブランシェ の 喫茶室 でオーダーできるのは、以下のメニュー。
メニュー名 | 価格(税込) |
ケーキセット(好きなケーキ+ドリンク) | ケーキ代 + 300円 |
コーヒー(ホット/アイス) | 470円 |
紅茶(ホット/アイス) | 470円 |
オレンジジュース | 430円 |
コーラ | 430円 |
ジンジャーエール | 430円 |
ミルク(ホット/アイス) | 430円 |
また スイーツも オーダーすることができます。
メニュー名 | 価格(税込) |
あんみつ | 680円 |
クリームあんみつ | 740円 |
みつまめ | 660円 |
クリームみつまめ | 720円 |
クリームぜんざい | 530円 |
ソフトクリーム | 420円 |
「館ブランシェ」まとめ
今回ご紹介したのは 小樽の老舗洋菓子店「館ブランシェ」でしたが、いかがでしたでしょうか。
“館ブランシェ” の おすすめポイントは 以下の3点。
ポイント
- 1936年 創業の “老舗洋菓子店” で、北海道では 生クリームを使ったケーキの先がけ的存在
- 今もなお変わらない、職人がつくる 昔ながらの味わい
- 昭和の雰囲気がただよう、ゴージャス感のある ステキな店内♪
実は一度 経営不振に陥り、2013年に閉店している「洋菓子の館」。
それを復活させたのは “小樽運河株式会社” で、同年12月に「館ブランシェ」として再オープンした経緯があります。
この復活は 小樽で長年愛されてきた洋菓子店だから なせた技。
ぜひ小樽に出かける際は、小樽伝統の味をぜひ楽しんでみてくださいね♪