札幌「味の三平」札幌味噌ラーメン発祥店!ちぢれ麺・ラーメンライスのルーツ、メニュー・アクセスも
北海道の飲食店を4500店以上食べ歩いた 道産子グルメライター 高井なお です
“札幌味噌ラーメンの発祥店” といえば、札幌中心部にある「味の三平」☑
- 札幌味噌ラーメンを “考案した” 味噌ラーメンの発祥のお店 ☑
- お店があるのは ビルの4階、売り場の奥にたたずむ “穴場感” が魅力的♪
- いわゆる “純すみ系” とは 似ても似つかない、サッパリとした味わいが魅力 ◎
味噌ラーメンの考案者は 味の三平 初代店主の “大宮守人” さんで、現在は2代目が腕を振るっています。
味噌ラーメン 誕生当時からの味を楽しめる貴重なお店で、ラーメン通でなくても 一度は訪れておきたい名店です ^^
味の三平 って「どんなお店なの」?
①:味噌ラーメン 開発の経緯
“純漣・すみれ” に代表される「純すみ系」が有名な 札幌味噌ラーメンですが、味噌ラーメンを初めて世に送り出したのは 実は「味の三平」が 最初 ☑
開発のきっかけは、スイスの食品メーカー “マギー社” の社長による「日本人は味噌をもっと料理に活用するべき」との一文を目にしたことだったのだそう。
- 創業者の 故 “大宮守人” さんは 元南満州鉄道職員で、戦後 札幌で屋台をスタート
- 1950年 すすきのに「味の三平」をオープン
- 1955年 試行錯誤の上「味噌ラーメン」の開発に成功!
- 1963年 味噌ラーメンが お店の正式なメニューに掲載
- 1968年 現在地(南1条西3丁目:大丸藤井セントラル)へ移転
一説によると “お客さんに「豚汁にラーメンを入れて欲しい」と言われて考えついた” との説が出回っているそうですが、この説は “公式HP” で 二代目店主が完全に否定しています
②:味噌ラーメンの特徴
そんな “味の三平” の 味噌ラーメンには、現在の 札幌味噌ラーメンの特徴が 色濃く出ています ◎
- もやし・キャベツなどの “炒めた野菜” が たっぷり
- 表面に浮かぶ “厚い油(ラード)” の層
- 弾力の強い “中太縮れ麺” を採用
その他 味噌ラーメンの定番の “縮れ麺” を考えたのも、味の三平 創業者。全国的にも有名な製麺会社 “西山製麺” さんと、共同で開発したのだそう。
また ラーメンとライスがセットになった “ラーメンライス” も、ここが発祥だというからビックリです♪
味の三平 の「おすすめメニュー」2選
①:味噌ラーメン
こちらが 先日ついに食べることができた、念願の「元祖札幌味噌ラーメン」☑
具材は “長ネギ・玉ネギ・もやし・キャベツ” が たっぷりで、器から溢れんばかりに 白味噌のスープがた~っぷり!
まずはスープをひとくち……
スープの表面に浮いた とってもコク深くてぶ厚い “ラードの層” で、スープが冷めずに いつまでもアツアツ! “純すみ系” とは まったくことなる、とっても優しい ほんの~りとした風味の味噌 ◎
きっと 創業時から変わらぬ味だと思うのですが、それが逆に新しい!!
麺はもちろん “西山製麺” の「高加水・中太縮れ麺」で、プリプリ・シコシコした弾力と食感が心地イイ♪
口に運ぶたびに感じる 麺の “プルンッ!” とした食感が なんとも心地よく、コシも強くて スープがよく絡む♪
チャーシューの代わりに、胡椒とにんにくがガツンと効いた “肉団子” が IN! とってもやさしい味噌味のスープに、刺激をプラスしてくれてました ^^
注文が入るたびに厨房からただよってくる、炒めた野菜の香ばしさも いいスパイスに ◎ 野菜の量が想像以上にたっぷりだったのが、個人的にはとっても嬉しかった ♡
創業者は「戦後、誰もが栄養不足だった時代に、どうしたらどんぶり一杯で喜んでもらえるか」を 考え、この1杯を創り出したのだとか。
誕生した背景を知ることで、さらに美味しさやありがたみを感じることができるんですよね ^^
②:チャーシュー麺(醤油)
“味の三平” で チャーシューの乗ったメニューは、醤油味の 3種類のラーメンのみ ☑
- 醤油ラーメン
- チャーシューメン(醤油のみ)
- ワンタンメン(醤油のみ)
チャーシューを食べたい場合は、醤油ラーメンをオーダーしましょう♪
味の三平 の「メニュー一覧」
味の三平 は “味噌ラーメン” が有名なお店ですが、実は “醤油・塩ラーメン” も食べられます。
まずは 自慢の味噌ラーメンをいただき、2回目以降は 別の味にチャレンジするのも また乙なものです ◎
▼ 味の三平 メニュー一覧
ラーメン
メニュー名 | 料金(税込) |
---|---|
味噌ラーメン | 900円 |
醤油ラーメン | 900円 |
鉄火ラーメン | 900円 |
塩ラーメン | 900円 |
チャーシュー麺(醤油のみ) | 1200円 |
ワンタン麺(醤油のみ) | 1200円 |
お子様ラーメン | 600円 |
※ 最新の情報は 店舗公式HP などでご確認ください
サイドメニュー・その他
メニュー名 | 料金(税込) |
---|---|
ライス | 150円 |
トッピングチーズ | 50円 |
手作りシューマイ(1コ) | 70円 |
北海道限定サッポロクラシック ※キムチ付 | 400円 |
おみやげラーメン 4食入(味噌×2・醤油×2) | 1500円 |
おみやげラーメン 2食入(味噌×2) | 800円 |
※ 最新の情報は 店舗公式HP などでご確認ください
隠れた人気メニュー、たっぷりのソースでいただく “手づくりシューマイ” も おすすめ!
味の三平のラーメンを 自宅で楽しめる “お土産ラーメン” は 地方発送にも対応しているので、ご希望の方は 電話で問い合わせしてみてくださいね ^^
味の三平 の「店内の様子」
店内は 横一列の “カウンター席” のみで、全部で13席と決して広くありません。
どの席からも カウンター越しにラーメンを作る様子が見てとれるので、臨場感はバツグンです!
わたしの訪問時の客層は、年配のおひとり様と観光客グループが ◎
平日の13:00を回っていたこともあり「そろそろ落ち着いてきた頃かな?」と思って入りましたが、予想を絶する混雑ぶりにおどろきました!
味の三平 の「店舗情報」場所・営業・アクセス
味の三平 が あるのは、大通公園や札幌テレビ塔からも近い商業ビル「大丸藤井セントラル」の 4階 ☑
詳細な住所や連絡先、営業情報などは 以下をご確認ください。
店舗情報 | |
---|---|
店名 | 味の三平 |
住所 | 北海道札幌市中央区南1条西3丁目2 大丸藤井セントラル 4階 |
電話番号 | 011-231-0377 |
営業時間 | 11:00~18:30 |
定休日 | 月曜、第2火曜(時期によって不定休) |
駐車場 | なし(提携駐車場有:3000円以上の利用で 30分無料) |
キャッシュレス決済 | – |
公式HP / SNS | 公式HP / Instagram / Facebook |
外部サイト | ホットペッパー |
地図を表示 | google map へ |
味の三平 の「アクセス方法」
「味の三平」がある 南1条西3丁目へは、下記に記載の方法で向かうのがベスト。
なお 専用の駐車場がないので、極力 “電車・地下鉄” を利用して向かいましょう。
①「公共交通機関」を利用して 向かう場合
「味の三平」へ 交通機関を利用して向かう場合、距離や所要時間は 以下のとおり。
- 地下鉄「大通 駅」17番出口から 約140m、徒歩 約2分
⇒ ルートを確認
最寄駅は 地下鉄 “大通駅” で、駅を出たら お店までは徒歩約2分ほど♪
お店のある “大丸藤井セントラル” は 主に文房具を扱う大型ビルなので、初めて向かう場合は ちょっと戸惑うかも知れません ^^;
②「車」で 向かう場合
「味の三平」へ 車を利用して向かう場合、距離や所要時間は 以下のとおり。
- JR「札幌 駅」から 約1.2km、約6分
⇒ ルートを確認
注意してほしいのが、専用駐車場が 設けられていないこと。
ただし 札幌都心共通無料駐車券(カモンチケット)加盟駐車場は、どこでも利用が可能とのこと。味の三平で “3000円以上(税込)” 利用することで、 “30分無料券” を いただけるのだそうです ^^
ラーメン「味の三平」まとめ
今回は 札幌に数ある “味噌ラーメンの名店” の内、味噌ラーメンの発祥店「味の三平」を ご紹介しました。
- 札幌味噌ラーメンを “考案した” 味噌ラーメンの発祥のお店 ☑
- お店があるのは ビルの4階、売り場の奥にたたずむ “穴場感” が魅力的♪
- いわゆる “純すみ系” とは 似ても似つかない、サッパリとした味わいが魅力 ◎
初めて このラーメンを食べた当時は “何でこんなに人気なんだろう?” と 不思議に思っていましたが、いろいろなラーメンを食べ歩く内に その人気に納得!
間違いなく人気の味だと確信するに至りました ^^
創業50年以上変わらぬ味が 逆に新鮮に思えたのは、今のラーメンが それだけすごい勢いで変化を続けているということ ☑
味噌ラーメンのルーツを知ることができ、 ”おいしい” 以上の格別な何かを得られた気がします……!
原点に返ってみると 新たな気づきがあるものですね♪
これを知ったら、あなたのラーメンの価値観が変わるかも⁉
札幌観光の際には ぜひ並ぶ覚悟で食べに行ってみて下さい!