【徹底解説】札幌の奥座敷「定山渓」おすすめ観光スポット10選!歴史や景勝地など
札幌の奥座敷と呼ばれる「定山渓」。
道内外からたくさんの観光客が訪れ、年間約120万人が宿泊する、道内でも人気の “一大温泉地” です。
先日定山渓を散策してきましたが、ランチ以外の目的を決めずに行ってしまっため、中途半端な楽しさに終わってしまいました。
そこで定山渓を観光する際のスポットを「まとめ記事」にしてみようと思います。
近日中に公開予定なので、乞うご期待!
— 北海道グルメ【モグトリップ北海道】 (@Mogtriphokkaido) August 10, 2020
ということで、今回は そんな「定山渓」の 人気観光地 をまとめてみました!
定山渓の 歴史 などもふまえ、詳しくご紹介していきますね!
「定山渓」への アクセス方法
札幌市中心部から “定山渓” へ向かうには、約33km、車で約1時間ほどかかります。
詳しいルートは 以下の地図でご確認ください。
車で向かう場合
札幌市中心部から 車で向かう場合のルートは、いたって簡単!
西10丁目と11丁目の間を走る “国道230号線(通称:石山通)” をひたすら “定山渓方面” へと進みましょう。
交通状況にもよりますが、40~50分ほどで到着するはずです。
バスで向かう場合
バスで向かう場合は、“札幌駅バスターミナル” に発着する「かっぱライナー号(完全予約制)」への乗車が便利です。
“札幌駅バスターミナル” 12番乗り場 から乗車し、“約1時間ほど” で定山渓に到着します。
予約方法は “WEB予約” がおすすめ! 前日までに予約を済ませておきましょう。
温泉街に向かう場合、降車するのは「定山渓湯の町」停が便利。
バスを降りたら そこはもう定山渓の 温泉街 です!
なお 乗車料金は、“大人 片道 960円(2020年7月現在)” となります。
「定山渓」の簡単な歴史、温泉が出来たのはいつ?
まずは “定山渓” の歴史について、簡単にふれてみましょう。
“定山渓” という名前の由来は?
“定山渓” という名前は、備前の国(今の岡山県)の修験僧 「美泉定山(みいずみ じょうざん)」 が由来となっています。
“定山” が 良泉を求め この地にたどり着いたのは 1866年ごろ。河原から湧き出る湯で傷を癒す鹿たちを見て この湯の効力を確信し、この地に “湯治場” を開くことを決意しました。
これが定山渓温泉の始まりとされています。
1871年に官営の温泉が出来ると 定山 はその湯守に命じられ、その後も この地の開拓に深く貢献したそうです。
定山渓温泉の繁栄と鉄道の存在
当時の定山渓までの移動手段は、“馬” か “徒歩” しかありませんでした。
その後 定山渓温泉への “木材・鉱石・観光客” の輸送を主な目的として、「定山渓鐡道」(現:じょうてつ) が開業したのが 1918年のこと。
これにより観光客は増加し、定山渓温泉はドンドン発展を遂げていきました。
転機が訪れたのは 1960年代に入ってから。
鉄道輸送が “トラック” に切り替えられ、またバスやマイカーの利用が進んできたことで、鉄道の需要が少なくなってきました。
1969年に “定山渓鉄道” は 鉄道部門 の廃止を決定。開業から 51年 で その幕を閉じたのだそうです。
「定山渓温泉街」と 無料駐車場について
定山渓のメインストリートと言えば “温泉街”。 まずは、この通りを歩いてみましょう!
定山渓温泉街は 上の地図上で青くなっている部分で、全部歩いても 1km程 となります。
車で定山渓に来た場合は、上の地図の「P」のマークの場所にある「日帰り観光客専用駐車場」に車を停めましょう。
“無料” で駐車することができるので、安心して利用することができます。
なお 利用することができるのは 奥の未舗装の駐車場となり、手前の駐車場は “まちづくりセンター” の駐車場となります。
間違えない様に注意しましょう!
「定山渓温泉街」の 観光スポット
定山渓温泉街で立ち寄りたいのは、以下のスポット。
スポット一覧
- 定山源泉公園
- 二見公園・二見吊橋
- 心の里 定山
- 岩戸観音堂
- 定山寺
スポット ①:定山源泉公園
無料駐車場から続く階段を下ると、すぐ目の前にあるのが「定山源泉公園」。
定山渓を開いた “美泉定山” が 温泉と出合った風景を再現して作られた公園で、定山渓温泉の源泉を手軽に楽しめる「足湯」や、高温の源泉を利用して温泉たまごを作ることが出来る「おんたまの湯」などがあります。
特に寒くなる時期は 足湯がピッタリ。 タオルを持参して向かいましょう!
スポット ②:二見公園・二見吊橋
老舗の “定山渓ホテル” の奥には、「二見吊橋」へと続く「二見公園」があります。
定山渓を流れる “豊平川” に ふれることができ、また紅葉の名所としても名高く、定山渓観光では外せない場所の一つです。
「二見吊橋」の上から眺める 定山渓の渓谷は とてもキレイで、観光のお客さんも 地元の方でも 必ず一度は足を運ぶ場所。
“二見吊橋” の奥には、定山渓に伝わる “かっぱ伝説” 発祥の「かっぱ淵」もあり、ここから眺める “二見吊橋” も風情があります。
スポット ③:心の里 定山
「心の里 定山」は、天然の足湯を楽しむことができる 有料施設。
他の “足湯” と大きく違うのは、その空間の居心地の良さでしょう!
ウッドデッキが敷かれた きれいな空間には 8ヶ所の足湯があり、自然を楽しみながら浸かることが可能。
また屋内のラウンジにはヒーリングミュージックが流れ、本を読んだり 景色を眺めたり‥。
飲み物や茶菓子が料金に含まれるので、足湯につかりながら ゆっくりとしてティータイムなんてのもステキですね!
心の里 定山
【住 所】 北海道札幌市南区定山渓温泉西4丁目372-1
【電話番号】 011-598-5888
【営業時間】 10:00~18:00
【定休日】
【駐車場】 あり(無料)
【※注意】 小学生以下の利用は不可
スポット ④:岩戸観音堂
ホテル “翠山亭” へ続く “かんのん坂” の ふもとにあるのが「岩戸観音堂」。
お堂の奥には洞窟があり、中には 33体の観音様が奉られています。
観音堂がつくられたのは 1936年。
定山渓から小樽を結ぶ 自動車道路 の工事の最中に命を落とした多くの御霊を祀るために作られました。
長さは 約120m で、拝観料は施設維持費の300円。天井が低いので、背の高い方は頭上に注意してくださいね。
スポット ⑤:定山寺
前述のとおり、定山渓に最初に湯治場を開いたのが ”美泉定山”。
そんな 定山が開いたお寺が「定山寺」。
歴史の浅い 札幌 ですが、その中でも 最古の歴史をもつお寺の一つがこちらです。
この “定山寺” には “美泉定山” の遺品などを収蔵・展示する 宝物殿 が併設しています。
“美泉定山の木像” など興味深いものがたくさんあるので、とくに定山渓の歴史に興味のある方は ぜひお立ち寄りください。
その他「定山渓」の観光スポット
これまでは “温泉街” の各スポットをご紹介しましたが、他にも立ち寄ってほしいスポットがたくさん!
そこで次は 定山渓エリア の中でも、温泉街から少し離れた場所にある各スポットをご紹介します。
温泉街以外の “定山渓エリア” で立ち寄りたいのは、以下のスポット。
スポット一覧
- 定山渓ダム、さっぽろ湖
- 札幌国際スキー場
- 豊平峡ダム
- 豊平峡温泉
なお バスなどの交通機関では、ほとんどの個所に向かうことができません。
そのため 定山渓を観光して回る場合は、車の利用が必須となります。
レンタカー利用時の注意
スポット ⑥:定山渓ダム・さっぽろ湖
定山渓には ”ダム” が 2つあり、そのうちの 1つが「定山渓ダム」。
ダムの直下には “定山渓ダム下流園地” と呼ばれる公園が整備されていて、実際にダムにふれることもできちゃうんです!
また ダムの向こうには 人造湖 “さっぽろ湖” が広がっていて、ダムの上から眺めることも可能。
園内の “定山渓ダム資料館” では、発電量がわかる手動発電装置などを見学することもできます。
スポット ⑦:札幌国際スキー場
冬には たくさんの “スキーヤー” や “ボーダー” が訪れる「札幌国際スキー場」ですが、ここは紅葉の名所でもあります。
シーズン になると “紅葉ゴンドラ” が稼働し、山頂から見下ろすように 紅葉を一望することができる 良スポットなのです!
もちろん ゴンドラに乗らなくても、キレイな紅葉は楽しめます。
定山渓温泉街から 少し距離がありますので、ドライブルートにもピッタリですね!
スポット ⑧:豊平峡ダム
札幌一の紅葉の名所といえば「豊平峡ダム」で間違いないでしょう。
シーズン時は 朝から250台分の駐車場が満車となって まだ車の列ができるくらい混雑する人気っぷりです。
自然環境保護のため 駐車場から先は “電気バス” に乗車するか “徒歩” で移動する必要がありますが、それでも毎年混雑するのは その素晴らしい風景から!
豊平峡ダムに向かう途中、バスから見える “九段の滝” も 忘れずに楽しんでくださいね。
スポット ⑨:豊平峡温泉
日本でも数少ない “源泉100% かけ流し” の 日帰り温泉「豊平峡温泉」も、立ち寄りたいスポット。
札幌市内では唯一 地中からの源泉を直接各浴槽に注いでいる、まさに天然の温泉です。
“日帰り温泉” の中でも 特に人気の施設で、特に本格的インドカレーが食べられる “レストラン” には 長打の列ができるほど大人気!
“お風呂” と “食事” をセットで楽しみたい、そんな施設がこちらになります。
スポット ⑩:白糸の滝
北海道で稼働する 現役最古の水力発電所 “定山渓発電所”。
そんな定山渓発電所から放出された戻り水がつくりだす 小さな滝が「白糸の滝」です。
小さな滝と言っても 落差は10mくらいあり、なかなかの見ごたえ!
なお 滝の水量は、発電所から放出される水量次第。多い時もあれば少ない時もあるので、こればかりは行ってみなければ分かりません。
「定山渓」 の グルメ&スイーツについて
“定山渓温泉街” には単独で営業している飲食店は 少なく、数件の食堂と 手軽に食べられるスイーツ店があるのみです。
温泉街のランチ
- 定山渓らーめん 忍者
- 炭火食事処「桑乃木」(定山渓第一寶亭留翠山亭 内)
温泉街のスイーツ一覧
- 大黒屋商店
- J・glacée(ジェイグラッセ)
- 坂の上の最中
- 森乃百日氷(もりのひゃくにちごおり)
レストランのある温泉宿などもありますが、温泉街でのランチは選択肢が限られてくるでしょう。
また その他定山渓エリア全体を見ても、飲食店は あまり多くはありません。
その他のランチ
- ヴェルジネバッカーノ(パン屋)
- 雨ノ日と雪ノ日(ピザ)
- フランセ(喫茶店)
- ONSEN食堂(カレー屋)
- 生そば 紅葉亭(そば)
- 松尾ジンギスカン(ジンギスカン)
なお 飲食施設については、以下の記事でくわしくご紹介しています。
「定山渓」まとめ
今回は 札幌 定山渓エリア の 観光地をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
中心部から車で 約1時間で到着することができる手軽さと、豊かな自然が魅力的な温泉街。
特にゆっくりと温泉を楽しみたい時は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね!
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